そもそもゴムとは?
~ゴムの構造と自己修復するゴム~

ゴムとは何か

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水分子とゴム分子の構造比較図

ゴムは社会を支える

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従来のリサイクル技術と、NOKが提案するリサイクル技術の構造比較図

NOKのゴム研究

サステナブル社会に貢献する新しいゴム

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ゴムのサイズ別のイメージ図。オングストローム:電子状態→ナノ:高分子鎖、ゴムの構造→ミクロ:油膜→ミリ:応力、流速、変形
  1. ゴムの原料となるポリマーに硫黄紛を練り混ぜて高温で加熱することで、橋かけ構造を作りゴム弾性を増加させる工程。
  2. 陽イオンと陰イオンの間に働く静電引力(クーロン力)による化学結合。リンクラバーは一般的なゴムと違い、イオン結合により架橋構造を形成している。そのため、切ったゴムに圧力を加えると再び結合する。これを自己修復性と呼んでいる。

(写真左)

青柳 裕一

NOK株式会社 NOK R&D 技術研究部 材料研究課

大学院では量子化学を専攻。NOKに入社後、ゴム材料の研究や分析技術の開発を担当。パートナー企業であるFreudenberg社(ドイツ)へ出向し、2018年DIK(ドイツゴム研究所)でシール用ゴム材料の劣化機構に関する研究に従事、博士号を取得。現在は、NOKグループの基盤を支える材料研究業務に関わる。

(写真右)

鈴木 佳太

NOK株式会社 NOK R&D 技術研究部 材料研究課

大学院で有機・無機化学を専攻。NOKに入社後、湘南R&Dセンターに配属。技術研究部 材料研究課にて、主にゴムの架橋メカニズムや、架橋構造の制御に関する研究業務に携わる。その他、リンクスラバーを始めとする新規材料の開発、及び分析技術の開発を担当。

記事内のデータ、所属・役職等は2023年7月現在です。

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