先進技術にも適材適所の製品を提供するNOK
~自動車の電動化に対応~

eモビリティに最適な製品を開発

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eモビリティ化によるガスケット製品への要求トレンドの図解。ガスケットの使用箇所(eモビリティ>バッテリーパック(大型品)、インバータ/コンバータ、MPU/ECU、高電圧コネクタ、モーター、インフラ(充電・FC)、FCV(水素)、HEVトランスミッション、回生ブレーキ)に対する要求特性は、従来特性(シール対象物)・防水/防滴・耐久性(低CS)・低遊離硫黄・低反力・低シロキサン・低温性・難燃性・耐塩水腐食など、様々ある。耐水性/低遊離硫黄/低シロキサン/低温性に限定して、ゴム材料(NBR/HNBR/VMO/EPDM)の適合を比較すると、EPDMが最も耐性がある結果となっている。

新たな特性への対応に知見を生かす

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Liイオン電池用電解液シール用途における適合材料表。電解液/液汚染性/電極腐食性/低温性の特性で、ゴム材料(NBR/HNBR/FKM/VMQ/汎用EPDM/eモビリティ EPDM)を比較すると、汎用EPDMとeモビリティ EPDMが最も耐性がある結果となっている。汎用EPDMでは、電解液接液部でOリングの面荒れが発生。eモビリティ EPDMは電解液への耐性に優れ、液汚染性の少ない材料である。

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民生(家庭/業務)冷媒機器用Oリングの図解。求められる機能は、使用する冷媒(フロン)・冷凍機油への耐性、使用環境に耐えられる耐熱性・低温性。国際的な環境規制に伴い、使用される冷媒が時代とともに変化する状況にも対応する必要が有るため、市場やお客様のニーズに合わせて、幅広く材料を開発・ラインナップし、使用条件に合わせた材料をご提案している。

将来のためにeモビリティ製品を開発

鈴木 昭寛

NOK株式会社 NOK R&D材料技術部 材料開発二課長

NOK入社後、分析業務や表面処理技術開発を担当。2014年より防振ゴムの材料開発に携わり、2016年からセルシール材料、新商品材料開発に従事。2023年より主にeモビリティ向け材料や環境貢献材料開発を担当する材料開発二課の課長となる。

記事内のデータ、所属・役職等は2023年6月現在です。

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