オイルシールが成り立つ根幹
~潤滑と密封の2つのメカニズムとは~

潤滑メカニズムとは

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回転用オイルシールの断面等の詳細図

密封メカニズムとは

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回転用オイルシールの密封機構の詳細図

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回転用オイルシールの密封機構の詳細図

船底状の突起でポンプ作用を高める

(写真左)

佐藤 博幸

NOK株式会社 NOK R&D 技術研究部 シール研究課 課長

NOKに入社後、一般産業機械向け回転オイルシールや自動車向け往復動オイルシールの製品設計を担当。2005年より湘南開発センターにて各種シール製品の技術開発、グループ会社のシンジーテックにて事務機用ゴムロールの製品開発に従事。2016年にシール製品の技術開発に戻り、2021年より低摩擦をはじめとしたシール技術の研究業務に携わる。

(写真右)

青柳 彩子

NOK株式会社 NOK R&D 技術研究部 シール研究課 副課長

大学院で高分子科学を専攻。NOKに入社後はOリングなどのシール用ゴム材料開発、化学分析を担当。間に2回の出産・育児休業を挟み、2019年からオイルシールの研究を担当。同年10月に九州大学社会人博士課程に入学。ゴムの潤滑メカニズムに関する研究を行い2023年に博士号を取得。現在は水素中や貧潤滑下など新環境に対応するシールの研究業務に携わる。

湘南R&Dセンターとは(神奈川県藤沢市)

NOKグループの技術の中核として2005年に開設した。加速化するモビリティ変革やグローバルな環境変化にスピード感を持って対応するため、戦略立案、研究、製品開発、材料開発、量産化の工程開発を一体化し、部署を超えた横断的な体制を必要に応じて柔軟に組んでいる。自社の持つ技術を始点に社会の課題解決や製品開発を訴求するソリューション提案型のビジネスにつなげることを目指す。

記事内のデータ、所属・役職等は2023年6月現在です。

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