エンジン用と異なる進化を遂げる
~オイルシールと形状設計技術~

タフな環境下で機能維持

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1990年代からLe-μ's誕生までのハブシールの変遷の図解。1990年代~2000年代にかけてリップ枚数UP、2000年代~2010年代にかけてサイドリップ化・薄肉設計、Le-μ's誕生によりリップ梨地・低トルクグリスが実現。泥水性は維持しつつ、低トルクニーズに応える。

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リップ2D・3D解析の写真

低トルクへグリースや表面形状も活用

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リップ梨地(表面粗さ)付与の図解。従来形状に対し、トルク軽減効果が15%増加した。

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NOKクリューバ―との共同開発低トルクグリースの図解。当社従来品と比較し、シールしゅう動トルク低減効果が30%低減。基油粘度(40℃)も従来グリースが65-95mm2/2に対し、18mm2/sとなっている。

電動化で機能向上の役割強まる

廣田 一貴

NOK株式会社 オイルシール事業部 設計部 AI設計三課

部品メーカーを経てNOKに入社。AI設計三課に配属後、主にインタミシャフトや継ぎ手部品に使われる自動車用泥水シールの実験業務を担当。2018年より、ハブシールの製品設計および実験業務に従事。2021年よりAI設計三課係長としてハブシールの開発やLe-μ's(梨地×低トルクグリース)の拡販に携わる。

記事内のデータ、所属・役職等は2023年2月現在です。

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